40までにしたい10のこと

子育て、親業、プロボノ活動など、日々のことを記録していきます。

親業育児日記 学童での出来事

いつものように学童からばあば(私の母親)と帰ってきた長男。
なんだか不満げな顔。
何かあったな・・・と思っていたら、

長男「今日学童で嫌なこと10個あった」

「嫌なこと10個」は彼の表現で
 
「とっても嫌な気分・サイテー・もうやだ」というサイン。
ああ、話を聞いてほしいんだなという気持ちはわかったけれど、
帰ったばかりで疲れているのと、
これからやらなければならない家事を思って気が焦り、

「そんな日もあるよね」
「それは最低な気持ちよね」

と軽く受け流す程度しかできず。

(今思えば、これは親業的に間違った受け答えかただったな、と反省)

さらに、ばあばの強めの一言。
「あんたは、さっきから、なにを言いたいの!?」

(ああ・・・お母さん、それはやっちゃ駄目な聞き方だわ・・・)
内心トホホと思いながも、それをフォローする元気もなく。

長男、不満そうだったけれど、それ以上はなにも言わず。
夕食→お風呂→宿題→寝る前の支度など、
いつものようにバタバタするうちに、
私はすっかりそのやりとりを忘れてしまい、
長男も特に気にしている様子は無かったのですが。

3人で布団に入り、
「ああ今日も何とか無事に終わった」とホッとしていると、
なにやらシクシクメソメソな長男。

ああ、サインだと。

そして今なら何とか話が聞けそう。
親業を試してみることに。

***

私「どした?何が悲しいの?」

長男「ママ、リオ(次男)ばっかり!!」
 
 
 
 
(え~~~~~~~~ええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~)
 
 
 
いきなり攻撃ですか!

短気な私、さっそくムカッ腹が…。

しかし踏みとどまれ、私!!

今悲しいのは、長男。

今問題を抱えているのは、長男。

彼の言いたいことは私への非難では無いはず。

グッとこらえて切り替え、

私「そう、話したくても話せなくて、悲しかったのね」

長男「…うん」
 
 
 

私を非難したかったのではなく、
ただ「悲しかった気持ち」を伝えたかったのだ。

言葉をそのとおりに受け取ると
時に間違ってしまう、ってこういうことなんだなあ。

私「今ならお話聞けるよ?」

長男「今日、学童で10個嫌なことあった」

私「そうなの、嫌なことがあったのね(受け止め)。
よかったらママに話してくれる?」

長男「…やだ」
 
 
 
 
 
(えええええ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~)
 
 

昔ならするっと話してくれたけど、最近はこういうことも。
さっきちゃんと聞かなかったから??すねてる??
それとも、君、大人の階段登ってる?
 
 
私「そっか、話したくないのね」


長男「…ひとつだけならいいよ」

私「ひとつだけなら、教えてもいいって気持ち?」
(可愛いやつめ…)
 
 
 
ポツリ、ポツリと、
学童で違うクラスの子にいじわるされて悔しかった思い出を吐露。
 
私はひたすら、
「そんなことを言われて悲しかったのね」
「残念と思ったのね」
「ずるい!って気持ち?」
など、能動的に聞くことの繰り返し。
 
 
 
しばらく話すと、

長男「あと、もういっこある」と、
もうひとつ、エピソードを話し始め…
 
途中、私の(下手な)能動的な気持ちの聞き返しに、
「違う」
「そうじゃなくて、~と思った」
など、長男からフィードバックも。
 
そうしてしばらく話すうちに、
眠かったのか、落ち着いたのか、
スーッツと眠りに落ちていった長男。
 
次の日以降、
その話をぶり返すことはありませんでした。
 

****
今回思ったこと。

長男の私への攻撃をそのまま受け止めていたら、
彼の本音は聞き出せなかったな、と。
 
布団の中で話し込んだのは正味10分くらいだったと思う。
忙しくて、子どもの話をじっくり聞く時間なんてとっていられない毎日。
 
限られた時間の中で、子どものサインを的確に受け取って、
しっかり彼らの気持ちを受けとめ、聞く、という親業のテクニックは
私のような働く親に、とってもありがたいものだと。

しかしなにより、自分にゆとりがないと能動的に聞くことは難しい。
いつでもどこでも発動、というわけにはいかないみたい。

子どものためにも、まずは親が元気で過ごさなくては!
 

おしまい
 
 
 
※親業とは、親業訓練協会が広めているコミュニケーション学のことです。
詳しくはホームページがあるのでそちらで。講習もたくさんあります。
本は、親業(PET) トマス・ゴ-ドン 著/ 近藤千恵 訳 がおすすめ。
高いし読みにくいけど、全部が詰まっています。